こんなことを知りたい方へ読んでもらいたい記事です。
その経験の中でも、「この人・・俺よりお菓子作り上手くね?」っていう人はInstagramやTwitterを見ているとたくさんいます。
そんなハイレベルはお菓子を作れても、その人たちはパティシエ・・・プロではありません。
プロ(プロフェッショナル)とは、『ある物事を職業として行い、それで生計を立てている人』のことを言います。(国語辞典より)
つまり、パティシエ(プロ)とアマチュアの違いは、
『お菓子の仕事で生活ができている』ことが1つ条件になります。
とはいえ、お菓子の仕事で生活をするというのは簡単ではありません。
そのためにパティシエがどんなことを考えて、お菓子を作っているのか知ってもらえれば、プロとアマチュアの決定的違いがわかります。
そんなわけで、今回の記事は
- プロとアマチュアの決定的違い
- 変わるパティシエの定義
を書いていきます。
個人的な考え方もありますが、良かったら最後まで読んでいってください。
プロとアマチュアの決定的違い

プロとアマチュアの違いはいくつかあります。
逆にコレができたら現場経験がなくてもパティシエでいいんじゃないか?と思ったりしています。
それが、こちら
- 一定量の仕事量をこなせる
- 同じクオリティの商品をつくれる
- 時間を意識して仕事をしている
では、順番に説明していきます。
一定量の仕事量をこなせる

プロの条件として、「生計を立てている人」ということがあります。
仮に利益が出せたとしても、生活費以上の利益を出せなければプロ(パティシエ)と名乗れないです。
つまりパティシエは、一定量(利益>生活コスト)の仕事をこなすことが条件になってきます。
利益に関しては、コチラのグラフを見てもらえるとわかりやすいです。

(出典:kaonavi様より)
- 固定費(家賃・人件費など)
- 変動費(材料費・光熱費など)
月の売上が50万円だった場合
50万円(売上)ー10万(固定費)ー10万(変動費)=30万(利益)
ザックリ、30万利益が出れば生活していくことはできるのでパティシエ条件1つクリア!といった感じ
アマチュアとの違いとしてパティシエは、利益を出すために数100・数1000個のお菓子を作るスキルが必要になるということですね。
同じクオリティの商品をつくれる

パティシエは利益を出すために量を作る必要がありますが、売れなければ量を作っても意味がないです。
そのためには、売れるクオリティ(質)のお菓子を作りつつ、量を作れなければいけません。
同じものを同じように作るスキルは、地味ですが日々の練習と大量の仕事をした経験が必要です。
パティシエならではの、長い現場経験あってのスキルですね。
時間を意識して仕事をしている

何度も利益を出す・・・という話をしていますが、たくさん売る他にも利益を上げる方法はあります。
それが、労働時間を抑えること。
労働時間を抑えると
- 人件費・・・労働時間の短縮(効率化)
- 光熱費・・・オーブン等の稼働時間の短縮
特にこの2つを節約できます。
時間を意識して、短時間で大量にお菓子を作れるスキルは経験しないとなかなか得られないです。
変わるパティシエの定義

偉そうにいろいろと講釈を垂れましたが、時代の変化とともにパティシエの定義も変わってくるのかな?と思います。
プロ(パティシエ)の前提条件として「生計を立てている人」は、お菓子屋で働いてケーキを売らなくても可能になっているからです。
例えば、
- お菓子作りのYouTubeで広告収入を得る
- お菓子の開発をしてレシピを販売する
- お菓子の写真を撮って販売する
今までのように、お菓子屋さんで働いている=パティシエのイメージも変わってきてるかもしれませんね。
ひとこと

今回はプロとアマチュアの決定的違いについて書かせていただきました。
プロ(パティシエ)は、
- 一定量の仕事量をこなせる
- 同じクオリティの商品をつくれる
- 時間を意識して仕事をしている
でした。
ここらへんは、主婦でもセンスのいい人なら家庭料理やお菓子作りでスキルアップしてできてしまうと思います。
TwitterやInstagramをうまく運用して稼げたら、パティシエと名乗ってもいいのではないかな?と思いながら書きました。
だって、パティシエだった人よりアマチュアがお菓子作り上手なのも違和感あるじゃない?