こんなことを知りたい方へ読んでもらいたい記事です。
パティシエに給料があんまり良くない・・・ということは知られていますが、具体的に『いくらもらってたの?』とは面と向かって聞きづらいでしょう。
まぁ、現役も引退したので・・・パティシエ時代の給料をいくらもらっていたのか?金額も書いていきます。
ですので、今回の記事では、
- 一般的なパティシエの給料とタイゾーの給料
- 給料から選ぶパティシエの就職先
- パティシエの給料の上げ方
を書いていきます。
パティシエは10年以内に99%が辞める過酷な世界ですが、逆を言えばそれだけ希少性が高くなるため給料などの待遇面の交渉はしやすくなります。
給料の低さに悩んでいるパティシエや専門学生は是非最後まで読んでいってください。
一般的なパティシエの給料とタイゾーの給料

求人サイトの『求人ボックス 給料ナビ』さんの情報でパティシエは、
- 正社員平均月収:31万(年収370万円)
- 派遣社員:時給1448円
- アルバイト:1062円
と、なっています。
他のデータでは、平均年収300万と書いてあり、コチラの方が近いように感じました。
ちなみに、僕の専門学生卒業後の年収は、【216万】です。
- 月収18万
- 残業代・賞与なし
- サービス残業毎日2時間
- クリスマス・・・プライスレス
・・・改めて、見るとなかなかのブラック感が出てますね。(まだマシですが)
給料から選ぶパティシエの就職先

パティシエが選ぶ就職先として「味」や「尊敬する方の店」などがありますが、今回は『給料・年収』に注目して説明していきます。
就職先は大きく分けて4つ、
- 高級ホテル
- 高級レストラン
- パティスリー
- 工場
パティシエの給料を上げたいなら、儲かっているか資本がでかい職場しかありません。
残念ながら金のない会社で努力しても給料を上がらないということは、頭に入れておいてください。
では、説明していきます。
高級ホテル
パティシエの給料が高い就職先として、高級ホテル・リゾートホテルなどの資本の大きい企業は大卒の新卒とおなじくらいの約22万ほどもらえます。
大企業では、評価制度もしっかりしているので努力次第で給料は順当に上がります。
特に給料をメインで就職するなら外資系のホテルがおすすめです。
実力主義で評価=給料に結びつきやすく、トップクラスになると年収1000万も夢ではないらしいです。・・・・が、その代わり大ホテルを背負う責任と休みが少ないデメリットを抱えることになります。
ただし、なかなか一般の求人にはでないのでヘッドハンティングされるか、専門学生卒業後に就職するのが確実です。
高級レストラン
高級レストランのパティシエは、ホテル並みに給料をもらえる・・・かもね。
給料が高いと言い切れないのは、レストランでは最初だけ給料が安い場合も多々あります。
客単価が高いので、仕事を覚えれば給料が上がるのですが、辞める人も多いので最初から給料を上げるとお店が損をする場合があるからです。
ただし、レストランはホテルより人員が少ないので評価もされやすく、給料の上がるスピードは早いです。
パティスリー
給料だけを重視するなら、パティスリーで働くことはおすすめしません。
安いところでは、月収13万・・・良くても月18万くらいが妥当でしょう。
それでも給料の良いパティスリーで働くなら、
- 数店舗を運営している
- 商品単価が高い店
- 運営している会社の資本がでかい
など、・・・ようは金出してくれそうな理由があるパティスリーを狙いましょう。
もしくは、自分で店舗拡大をしていくならば給料はかなり期待できます。
ですが、その場合は経営者としてのスキルが必要になるため経営学・マーケティング・法律などもしっかり学ぶようにしましょう。
工場
パティスリーと同じく、工場も初任給は低くいです。
会社員と同じように課長や工場長など役職がつかないと給料はなかなか上がりません。
ただし、工場によっては給料が高い場合もあります。
- 大企業とメインで取引をしている
- 外資系の企業と取引をしている
- 自社ブランドをもっている
など、工場の中には世界的な大企業の商品を委託されてつくる場合もあります。
そういった工場で働くパティシエになれれば、給料も上がること間違いなし。
ですが、ここまでの企業では新卒や転職では、なかなか就職することができません。(ゼロではないが)
1番は個人的なスキルを上げたり、コンテストで入賞などをして、ヘッドハンティングされるのが可能性大です。
パティシエの年収の上げ方

パティシエの年収を上げる方法は、
- オーナーと交渉する
- 高級店へ転職する
①がダメなら②、またはスキルアップのために最初から②を選ぶのもアリですね。
では説明していきます。
オーナーと交渉する
給料について不満があるときは、上司やオーナーなど給料を上げる権限をもつ人と交渉しましょう。
また、給料について交渉する時は実績があると上手くいきやすいです。
実績とは、次のようなこと
- お店の売上に貢献する
- コンテストで入賞する
- 生産効率を上げる業務改善をする
また、実績以外にもパティシエが辞めた穴を補ったり、仕事量が増えたときも交渉しやすいです。
ただし、交渉しても無駄な場合もあります。
- お店の経営的に余裕がない場合
- オーナーが社員を大切にしない場合
- 会社の規模がデカすぎる場合
①、②は言うまでもなく待遇を良くする気がないので交渉しても無駄です。
③の場合は、社内規定がキッチリしすぎていて評価をしたくても評価できない場合があります。
会社として歴史があると、上司や先輩に気を使ったり、社内環境(人間関係)を優先させたりすることもあるってことですね。
高級店へ転職する
給料を上げる方法として、高級店へ転職することがあります。
高級店への転職は、
- レストランパティシエ経験3年
- パティスリー店長経験者
- 商品開発経験者
など、求人票には具体的に書いてあるため条件をクリアしていれば転職することは、そこまで難しくないです。
あとは最低条件を満たしたうえで、キャリアを見て判断されます。
自分が作ってきたスイーツの写真を見せると、企業に自分のレベルを判断してもらいやすくなるので積極的に魅せるようにしてください。

ひとこと

今回は、パティシエの給料について書きました。
パティシエの給料は、
- 就職した場所によってある程度決まる
- 交渉次第で上げることが可能
- 転職して上げる
でした。
パティシエに限らず、金のない会社では社員にはらう給料を上げることは不可能です。
ですので、給料を上げたいなら給料の良い職場に行くしかないんですよね。
意外と頑張れば給料が上がると思って努力を続けるパティシエがいるので気を付けてください。
もちろん、給料だけを求めていないなら問題ないですが・・・給料が悪いところは人間関係も崩れやすいので、その点も気になる方は今の職場を見つめなおしてください。
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