【実体験】パティシエから他業種へ転職する時に面接で注意すること

僕は元々パティシエを10年ほどやっていたタイゾーといいます。
現在はパティシエを辞めて他業種へ転職しました。
パティシエを辞めてから、いろんな職種の企業と面接をしたのですが、パティシエが珍しいようで面接官の方たちも多種多様な反応をされます。
その中には良い反応・悪い反応・誤解されていることなど面接を受けなければわからなかったことがいろいろとあったのでまとめてみました。
パティシエを辞めて転職を考えている方には参考になると思うのでぜひ最後まで読んでいってください。
転職するとき面接で注意すること
パティシエという仕事は、一般的に内容を理解されてない又は誤解されていることがあります。
具体的には、
- お菓子作りしかできないのではないか?
- パティシエがうちの会社で役に立つのか?
- 転職回数も多いし、すぐ辞めるのでは?
などなど、履歴書だけでは面接官に誤解をされることがあります。
同業者である僕には『パティシエという地獄を乗り越えた勇者』であることは面構えを見れば理解できますが・・・人事部の方にはよくわからんのでしょう。
(出典:進撃の巨人)
僕が面接官なら即採用です。
ですので、他業種への転職は面接官に自分からしっかり有用であることをアピールすることが必要です。

面接でのアピールのしかた
他業種へ転職するのに、【どんなお菓子を作れるか?】アピールしたところで全然意味がありません。
ですので、面接を受ける企業に対してパティシエとして働いて得たことをアピールしましょう。
具体的には、
- 衛生知識のアピール
- 体力面のアピール
- マネジメントスキルのアピール
など転職先によってアピールポイントを変えて面接に臨んでください。
順番にアピールの仕方を説明していきます。

衛生知識のアピール
衛生知識は、食品関係の企業でアピールすると好印象です。
特にパティシエは、座学としての『衛生知識』だけではなく『現場経験』がありますので企業にとって魅力的です。
具体的には、
- 道具や手は次亜塩素酸・アルコール消毒
- 使用機材によっては加熱殺菌
- 卵のサルモネラ菌は加熱に弱い
など、パティシエとして当たり前にやってきて身についた習慣は食品製造現場で即戦力となります。
なぜなら、2020年6月からHACCP(ハサップ:衛生管理の国際的手法)が義務化されたことにより、企業にとって衛生面の重要性が年々増しているからです。
作った商品の菌数が基準値を超えていて出荷でいないので利益がでない・・・なんてことは実際にもあった事例です。
そのようなリスクを抑えるためにも衛生面の知識・経験をもった方は企業は欲しい人材なんです。
また、衛生知識が少ないパートやバイトへの指導・教育経験があるならしっかりアピールしましょう。
体力面のアピール
工場や物流など体を使う仕事では、体力面のアピールをすると好印象です。
ただし注意点として、いまだにパティシエの仕事がキラキラしたイメージだけだと思っている方がいることは知っておいてください。
というのも、パティシエにとって当たり前の
- 30㎏のグラニュー糖を運ぶ
- 握力が無くなるほどクリームを絞る
- 基本、原料は1ケース10kg以上
みたいなことは、一般的企業の方は知らないこともあるということです。
僕も実際に、キレイなケーキを仕上げるイメージだけで悪印象から面接スタートした経験があります。
ですので、『○○kgの原料を毎日運んでいた』『〇時間も立ち仕事をしていた』など具体的に数字にして伝わりやすいようにしましょう。
マネジメントスキルのアピール
マネジメントスキルは幅広い企業に対してアピールポイントになります。
それだけに面接官がイメージしやすいように伝えることが大切です。
【1日にパウンドケーキを300台焼きました】などと言っても一般の方にはよくわかりませんからね。
例えば、
『○○人のパートに指示を出し、作業をスムーズに行い、生産量を落とさずに残業を無くすことができました。』
と伝えた場合、
- パートを管理した経験があること
- 作業効率を上げる工夫ができること
- 残業減らす=人件費削減の考え方ができること
などが面接官に伝わります。
そうすると、企業側は入社後にどういったことをやってもらおうかイメージしやすいので採用されやすいです。
特に、時間を意識した仕事をしてきたことは業種関係なく好印象なので絶対にアピールしましょう。
ひとこと
今回は『パティシエから他業種へ転職する時に面接で注意すること』を実体験を含めて説明しました。
面接では、パティシエとして働いて得た
- 衛生知識
- 体力面
- マネジメントスキル
などをアピールしましょう。
その他にも、
- 在庫管理
- 材料資材の発注
- 器用な指先
なども業種によっては好印象の場合がありますので『数字』を使い『実績』『利益』がわかりやすいように伝えることを意識してみてください。
パティシエを辞めた次の道が上手くいくことを願っております。
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