【イベント向け】パティシエが本気で考えたロシアンシュー
最近のテレビでは見なくなりましたが、最中やシュー皮に『ワサビ』や『からし』などをいれたお菓子?を芸人に罰ゲームとして食べさせる企画を見たことがあると思います。
僕もパティシエになってから、イベントで同じようなことを頼まれることが数回をしたことがあり・・・その都度、悩みながら実践しました。
というのも、一般のイベントでは「年配の方」や「胃腸が弱い方」もいるため、プロ芸人のようなリアクションを求めると・・・最悪の結果につながります。
社長や専務クラスの人がいれば、僕のクビは飛びますからね。
そんなわけで、今回の記事では『イベントで使えるロシアンシューのやり方』を書いていきます。
- イベントの企画に困っている
- 旦那様へイタズラしたい
- 健康を損なわないような罰を与えたい
こんな方へ向けた記事になっていますので、気になる方は最後まで読んでいってください。
よかったらポチッと押してください^^励みになりますのでね。
にほんブログ村ロシアンシューで気を付けること
冒頭でも書いたように、ロシアンシューを食べるのは一般の方なので『中身』に細心の注意を払う必要があります。
いろんな年齢や立場の人が集まるイベントでは、罰ゲームのようなリアクションに嫌悪感を感じる方がいるかもしれませんからね。
ですので大切なのは、
- 食べられること
- 健康を害さないこと
- 痛みがないこと(ワサビ×)
こういったことになります。
この点を踏まえたうえで、3つの中身の紹介と入れるときの注意点を説明します。
ちなみに、シュー皮だけでも売ってますので使ってください。
3つの中身と注意点
実際にイベントで入れてみて、ほどよく罰ゲームになったシューの中身がコチラです。
- せんぶり茶(濃いめ)
- カカオマス
- イナゴの佃煮
順番に説明していきます。
せんぶり茶
せんぶり茶は、「千回振り出しても苦い」と言われる超苦いお茶です。
伝説のお昼の番組『笑っていいとも!』でも、罰ゲームとしても使われていましたね。
普通に苦い飲み物として使ってもらえても構いませんが、シューの中身として使う場合は、【濃いめにに出して煮詰め寒天で固める】方法をおすすめします。
ちなみに、お茶の濃さに関しては【かなり濃いめ】にしてください。
一般のかたでしたら、普通に煮出しただけでも苦いのですが、年配の方だと苦いお茶に耐性がある方がいるので濃いめの方がイベントとしての失敗が少ないです。
せんぶり茶は健康に良い飲み物なので、安心して使えます。
僕は生クリームに合わせたら、美味しいと言われてしまったので、手加減せずかなり濃いめでいいと思いますよ~(どう思われるかは知らんけど)
カカオマス
カカオマスは、カカオ豆の胚乳部(カカオニブ)をすりつぶしたもので、カカオマスにココアバターや砂糖などを加えて練り上げるとチョコレートになります。
カカオマスは、実際に食べてもらえばわかりますが【吐き出すほど苦い】です
タブレット状でも売られているため同じ形のチョコレートを並べておけば、それだけでも罰ゲームになるほどです。
ロシアンシューにするのであれば、沸騰した生クリーム(乳脂肪分35%)にカカオマスに入れた(ガナッシュ)をつくって入れることをおすすめします。
苦みを調整しながら比率を決めてもらえばよいですが、手加減しないなら1:1の同量で作れば悶絶するほどの苦さになると思います。
普通のチョコレートを使ったガナッシュと織り交ぜてロシアンシューにすればイベントとしても盛り上がるりますからね。
甘いシューを食べた人の隣で苦いシューを食べて悶絶する光景は面白いと思います。
イナゴの佃煮
イナゴの佃煮は、バッタの仲間であるイナゴを佃煮にした長野県や群馬県の山間部でたべられている郷土料理です。
見た目の虫感を気にしないのであれば、カリッと甘い美味しい食べ物です。
イナゴの佃煮に関しては、味よりも【虫を食べる不快感】という罰ゲームですので、見えないようにクリームの中に入れるだけ使うことができます。
特に若い方や虫嫌いの人が多いイベントでは、【口の中に虫がいる】という状況は悲鳴必須のイベントとして盛り上がります。
入れる量や虫の足・・・がはみ出ないようにだけは気を付けてください。
最悪の場合トラウマになるので、参加者を見て使うか決めてください。(責任は負いませんよ~)
ひとこと
今回は、『イベントで使えるロシアンシューのやり方』を紹介しました。
- せんぶり茶(濃いめ)
- カカオマス
- イナゴの佃煮
3つ紹介しましたが、イベントとして安定性?がある『カカオマス』を使うのが良いかと思います。
シューとの相性がいいことや、見た目で味が分かりにくいことから『甘い・美味しいと思ったのに苦い』という反応は面白いですからね。
まぁ、使いやすいものを選んでみてください。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。