パティシエさんの裏ばなし

【客は神ではない】キャリア10年のパティシエがガチで困ったお客さん3選

タイゾー

パティシエを10年以上もやっていると、困ったお客さんは結構います。

  • 売り子さんを口説いてくる客
  • 他の店と比べて文句を言う客
  • 犬を抱えて入ってくる客

などなど、そういったお客さんに対して気持ち的には、ワンピースのサンジのように強気でいきたいものですが・・・↓

(出典:ワンピース)

あとあと面倒なことになっていくのでやめた方がいいでしょう。

 

そんな困ったお客さんはいたわけですが、中でも印象深いガチで困ったお客さんを書いていきます。

願わくばこんなお客さんに出会わないことを祈っています。

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ガチで困ったお客さん3選

パティシエ歴10年の中でガチで困ったお客さんはコチラ

  • 糖尿病のお客さん
  • 全てを知ろうとするお客さん
  • 詐欺師

軽いクレームやグチなんかは流せるのですが、対応が難しくて大変だったな~と感じたお客さんたちです。

まぁ、3人目は客ですらありませんが、実際のエピソードですので興味ある方、同業者の方たちは良かったら読んでいってください。

糖尿病のお客さん

糖尿病のお客さんの対応にはちょっと困った思い出があります。

糖尿病になるくらいですので甘いものが好きなのでしょうし、お店に来るなとは言いません。

ですが、お店に来て【糖尿病なんですが、食べても大丈夫なお菓子はありますか?】

と聞かれても・・・甘いものを作っているパティシエとしては困ってしまいます。

 

この時は、

『申し訳ございませんが、コチラでは判断できかねますので1度お医者様とご相談してみてはいかがでしょうか?』

とやんわり対応しました。

「そうですよね・・・」と言いガッカリしてお店を後にしましたが、ほんとうに残念そうに出ていった顔は忘れられません。

 

推測ですが、【お医者様】というフレーズが出た時に顔が曇っていったので、甘いものは止められていたんだと思います。

パティシエ的にも食べてほしいですが、自分が作ったもので病気が悪化しては困りますので、ちゃんと健康管理をしたうえで食べに来てほしかったです。

全てを知ろうとするお客さん

お客さんとのコミュニケーションはパティシエにとっても楽しいもの。

美味しかったと言ってもらえたら、こっちも「頑張ろう!」って気持ちになりますからね。

 

そういった会話なら大歓迎なのですが・・・中には困ったお客さんもいます。

それが、『全部を聞いてくるお客さん』です。

  • このケーキは美味しい?
  • このケーキはなぜこの名前?
  • このお菓子のレシピは?
  • カロリーはどれくらい?
  • どんな材料を使っている?
  • 材料は国産?
  • 材料の産地はどこ?
  • 砂糖はどれくらい使っている?
  • どんな砂糖を使っている?
  • その砂糖は他のとどう違う?

・・・こんな感じで1品聞き終わったら、次のお菓子でも同じようなことをこと細かにめっちゃ聞かれました。

こっちも覚えていないことがあったのでその都度調べて対応、1時間くらい対応したら満足したのか、数点買って帰りました。

次回来たときは、忙しくて申し訳ありませんが・・・と逃げましたね。

何度か逃げていたら来店されなくなりましたが、正直まいりましたね。

 

アレルギーの関係で使っている原料などケーキのことを知りたい方もいるので、お菓子の情報公開はしたいと考えています。

ですが・・・このケースの場合は【知ってどうするの?】と言いたくなる内容。

推測ですが、話し相手が欲しいだけのおばあちゃんだったのかな~と思っています。

詐欺師

客ですらない詐欺師が来店したことがあります。

来店した時は、【頼んだケーキと違うのが入っていたから代わりのケーキをよこせ】とのこと。

詳細として、

  • 1週間前に友人がここでケーキを買った
  • 友人に頼まれて代わりに取りに来た
  • レシートはない
  • 現物もない

証拠も何もなく、代わりのケーキを渡すことはできない・・・と対応したらブチギレられました。

極めつけに【警察に連絡する】と言われたのですが・・・

前日に出したばかりの新商品を指さして「ホントはコレを頼んだのに、そっちが間違えたんだろ!」と言われてはコチラの気持ちはコナン君ですよ。

(出典:名探偵コナン)

1週間前に買ったのに???ご友人は昨日だした新商品を頼めたの???これでウソと確信できました。

そこからコチラも強気でいると、さらに怒り狂い【もういい!!!】と言い、帰っていきました。

 

そう言ったときの対応を調べていると、他店でも似たようなケースがあるようです。

大手のケーキ店ではそういったケースの時、代わりのケーキを渡して済ますためソレを狙った専門の詐欺師がいるとのこと。

もしも、そういったやつが現れたら気を付けてくださいね。

ひとこと

今回は、キャリア10年のパティシエがガチで困った客を書いていきました。

  • 糖尿病のお客さん
  • 全てを知ろうとするお客さん
  • 詐欺師

悪い意味で一生忘れないお客さんたちですね。

自分も悪いお客さんにならないように買うときは気を付けようと思っています。

 

ちなみに、お客さんの中には「見てるだけであんまり買わなくてごめんなさいね」という丁寧な方がいらっしゃいますが、そんなことは全く気にする必要がありません。

今回の記事を読んでもらってわかるように、迷惑なことをしないでもらえればお店的にもパティシエ的にも全く困りませんからね。

ケーキ屋は慣れない方には入りにくいかもしれませんが、パティシエとしてはもっと気軽な気持ちで来てもらえたらいいなと思っています。

気になるお店があったら是非行ってみてください。

タイゾー
タイゾー
ここまで、読んでくれてありがとうございました。

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ABOUT ME
タイゾー
キャリア約10年の元パティシエ兼個人投資家です。美味しいもの食べて、お金にこまらない生活をめざして活動中。ぼくの情報でみなさんの幸せを少しでも役たてたらうれしいです。製菓衛生師、ファイナンシャルプランナー3級
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