【一歩先へ】最近見つけた!まったく新しいお菓子の本
こんにちは、元パティシエのタイゾーです。
最近、ちょっとすごい今までにないようなお菓子の本を買いました。
その本とは、『お菓子の完成度を高める~香り・食感・デザイン~レシピから探るパティシエ36人の思考力と表現力』という異世界転生ものみたいに長いタイトルの本です。
タイトル通り、香り・食感・デザインの3つにフォーカスしているんですが、かなり最先端の考え方をしているので紹介していきます。
初心者向けの本ではないので、買う方を選びますが、気になる方は是非手に取ってみてください。
ザックリですが、内容を紹介します。
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お菓子の本の紹介
『お菓子の完成度を高める~香り・食感・デザイン~レシピから探るパティシエ36人の思考力と表現力』という本(2回目)を紹介します。
多くのパティシエと科学者の方が関わっており、
- エーグルドゥースの寺井シェフ
- メゾンドプティフールの西野シェフ
- 東京大学教授の東原さん
こちらの3名の対談から始まり、香りについて話していて面白いです。
僕のような一般人が、なんとなくいい香り、と思っていたことを言語化してくれてるのが印象的です。
その後には、東原さんとピエールエルメさんの対談や他のパティシエとの対談もあります。
ここまでだけでも1冊の本にしていい内容ですが、その他にも、
- 香りをより具体的にグラフ化してある
- ナッツの香りの変化・保管方法の変化
- ハイレベルなプロのレシピ30以上
などなど、税抜き2800円にしては濃すぎる内容の本です。
他のお菓子の本のように、写真付きでレシピが載っているのは変わりませんが、香りや食感・デザインで分けられ、それを科学的に数値・グラフ化しているは他の本では見れません。
全てを説明できませんが、ちょっと内容に触れていきます。
香りについて
お菓子において香りとは?どういった印象を与えるのか?・・・今までの本ではこういったことを書いていたと思います。
では、今回の本における香りとは何か?
鼻先から感じる「オルソネザール」と喉から鼻に上がる「レトロネザール」という2つのにおい物質が、粘膜に溶け、神経細胞に接触して電気信号を脳が受信してにおいを感じる・・・
いや!何の話!???ってツッコミたくなるほど科学的に書いてあります。
科学的な内容だけではなく、お菓子作りにどういった関係あるの?という部分もパティシエ目線と科学者目線で載っています。
- 水と牛乳のバニラの香りの移り方比較
- マカロンの官能評価をグラフ化
- スパイス&ハーブの香りについて
などなど、香りにスポットを当てたお菓子のレシピも載っています。
この本を読むことで、香りに対する印象も変わってくるかもしれません。
読んでみた個人的な感想
今まで読んだお菓子の本と比べて、深堀しまくっているので面白かったです。
知らないことや今まで知っていた知識の裏付け、新しい可能性も知れたので買って損をしない本だと思います。
とはいえ・・・万人受けする本ではないし、家庭でお菓子作りをするくらいなら読まなくてもいい本ではあります。
この本に載っている内容を知らなくてもパティシエとしての仕事はできますからね。
ですが・・・より高みを知りたいなら読んで損はないです。
- 自分のケーキに何かが足りない・・・
- 自分なりのスペシャリテが作りたい!
- お菓子に対する知識欲を満たしたい
など、レベルアップしたい方にはうってつけの本であり、この本の内容を理解し創作にとりこめば間違いなく今よりワンランク上になれます。
今回は、香りだけに触れていますが、食感とデザインについても香りと同レベルで深堀してあるので興味がある方は読んでみてください。
ひとこと
今回は、面白かったお菓子の本を紹介しました。
今までになかった本なので、別記事で書かせていただきました。
このほかにも、初心者向けやパティシエになりたい方へ向けた本も紹介してますので良かったら読んでみてください。
ここまで読んでくれて、ありがとうございました。